Nikkan アルトホルンのオーバーホール

こんにちは、スタッフの片桐です。
ここ2カ月ほど、合間を縫いながら
Nikkanのアルトホルンをオーバーホールしていました。

 

 

 

初めの状態がこれです。
大きな凹みが数箇所あり、ベルも歪んでいました。
当然の事ながら抜き差し管の平行もずれていますし、
ラッカーは剥がれ残っているものも日焼けしていました。
そして、

この様に、2番管のカニ目が外れてどこかに行っていました。
この他にも古くなったハンダが割れている所がありました。
作業内容ですが、まずラッカーを剥離します。
そしてハンダ付けを外して古くなったハンダも除去します。

 

たくさんあったので、小川さんに手伝ってもらいましたあせあせ(飛び散る汗)
この時、管体内の緑青や汚れも取り除きます。
そして組み立て… の前に凹出しやベルの歪み直しです。
写真を載せれれば良かったのですが、
作業に必死で撮り忘れてました…

 
それが終わればやっと組み立てです。

 

 
組み立てながらバランスや平行をとっていき、
ハンダ付けします。

 

 

 
ハンダ付けが終わるとピカピカに磨きます。

磨きます。

 

 

 

磨きます…

 

 

 

そうして磨き上がったのがこれです。

 

 

綺麗になりましたがノーラッカーなので、
このままだとすぐに錆びてしまいます。
最後に仕上げに錆を防いで表面を保護するために
ラッカー塗装をして完成です。

 

 

 

2番管の紛失していたカニ目も新しく作りました。

 

 

 

完成した楽器は店頭に置いていますので、
ぜひ見に来て下さい。

Nikkan アルトホルンのオーバーホール” に対して2件のコメントがあります。

  1. おの@ゆーふぉ より:

    あ 僕が開店祝いにあげた楽器ですねぇ
    どんな感じになってるのでしょう また見に伺います

  2. 片桐 より:

    ありがとうございます。
    とても勉強になりました。
    来ていただけるのを楽しみにしています。

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